渡邉美樹さん渡邉 美樹(わたなべ みき)ワタミフードサービス(株) http://www.watami.co.jp/ 1959年、神奈川県生まれ。小学5年の時、父親が経営する会社を清算。その時の悔しさから「自分は将来、社長になる」と決意。明治大学商学部を卒業後、1年間佐川急便で働き独立資金を貯める。1984年、経営不振だった「つぼ八」の店を買い取り、FC店オーナーとしてスタート。驚異的な売上げを伸ばした。1987年に現在の社名に変更。1996年に店頭公開。2000年3月に東証一部上場を果たした。 「前略…」 ★★★☆☆ 渡邉美樹 東洋経済新報社 ・「夢に日付を」 夢をイメージする力 ・親身 親以上の愛なんて存在しません。 ・業種を選ぶのではなく、自分の本当にやりたいことを考える。 ・家族の反対でやめようと思うくらいなら起業はやめたほうがいい。 ・人間は環境と偶然と遺伝と意志の産物である。 ・繁盛店とそうでない店は空気が違う。 ・仕事に命をかけて初めて尊敬される。 ・権限委譲は任せて任せずで意識は離さない。 ・難しいからこそ、がんばるんです。八方ふさがりだからこそ、創意工夫が生まれるんですよ。 ・社員を成長させる環境を与えるのは、経営者の責任である。 ・借りる人生より、貸す人生を選ぼう、お金も心もそうありたい ・事業には踏むべきステップがある。 ・ミッション 「サービスが感動に変わる時」 ★★★★☆ 渡邉美樹 中経出版 ・彼らからの「ありがとう」は、何時間も炎天下の中、私たちを整列して待っていてくれたことでした。ただ、何も言わず「手を合わせてくれたこと」でした。 ・何のために「ありがとう」を集めるのか。「ありがとう」を集めるプロセスの中で一人一人の人間性を高めるため。人は自分以外の人の喜びを自らの喜びとし、悲しみを自らの悲しみとする時、人として成長すると信じています。だから「サービス」とは自らを高める行為そのものだと考えます。 ・思いは、必ず、行動を呼び起こす ・自らが楽しむ ・常識の中では異常な文化は生まれない。お客様の大満足を勝ち取るため我々は異常でありたい。 ・「文化」「風土」「らしさ」以上の財産などない。 ・我々の仕事は、お辞儀をすることではない。我々の仕事は、商品を作ることではない。我々の仕事は、商品を運ぶことではない。我々の仕事は、掃除をすることではない。我々の仕事は「一人でも多くのお客様にあらゆる出会いとふれあいの場と安らぎの空間を提供すること」である。 ・感動する心 お客様を思う心 ・機微を感じる心のアンテナ ・足下のゴミひとつ拾えぬ人間に何ができよう・・・森信三 ・電話の向こうに笑顔が見えるか ・体の重い亀 ・人間一生懸命やれば涙も出る。思い入れが強ければ強いほど涙が出る。歳をとればとるほど純粋さが高まる人間でありたい。 ・「夢を持つこと」と「死ぬほどの努力」をすることは、必要条件にすぎない。では、十分条件とは何か。周りの方々の助けである。 「社長が贈り続けた社員への手紙」 ★★★★☆ 渡邉美樹 中経出版 ・「思いやり」「誠実さ」「謙虚さ」「感謝する心」 ・教えることは教わること ・「善なることで、得なること」「善なることで、損なること」「悪なることで、損なること」「悪なることで、得なること」 ・夜明け前が一番暗い ・戦うリーダーの条件 一.自分がやらねばならない場所で、逃げずに戦う 一.頭をフルに使い、戦う 一.敵の矢面に立ち、戦う 一.まわりから見て、頑張っているように見えるが、見えないかなどは気にせずに戦う 一.最も危険な場所で戦う 一.勝っても負けても責任を取る勇気をもち、結末が見られる場所で戦う ・成功と失敗は紙一重です。それは、逃げるか戦うか、甘えるか甘えぬか、負け犬となるか、それとも己に誇りをもって生きるかです。 ・「ひとごとじゃないんだぞ」 ・為し終えし小さな行為は、為し終えぬ大きな計画に勝る ・素質、環境、偶然、意志の四つの要素が、人間をつくる。 ・男の順序 1.何かに挑戦し、成功した者 2.何かに挑戦し、失敗した者 3.自らは挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者 4.何もしなかった者 最も軽蔑されるのが 5.何もせず、批判だけしている者 ・報告、連絡、相談は、「主語と述語と数字」で語れ。 ・異常であれ。普通であれば一歩も前に進まない。異常であれ。我々の存在価値を証明す るために。異常であれ。自分自身に誇りをもち、この生を全うするために。 ・ハードワーク・ハードシンキング ・当たり前のことを当たり前にやること ・父と子の約束事 一.約束を守れ、嘘はつくな 一.愚痴、影口を言うな 一.笑顔で元気よく挨拶せよ 一.他人の喜び、悲しみを共有せよ 一.正しいと思い、決めたことは、あきらめずに最後までやり遂げよ ・人の評価など問題ではない。自分が自分自身をいかに評価するかが問題であり、自分の人生を、自分自身が「かっこいい」と思えるかが問題だと思う。 ・「人間とは何ぞや」 本質的要素、付属的要素 ・世のために なりて死にたし 死刑囚の 眼はもらい手も なきかもしれぬ (島秋人) |